マメ防止の小道具

薬局に行くとタコや魚の目の対策グッズとして色々なタイプの足に貼り付けて使うクッションを売っています。しかし長距離ウォーキングの場合にはすぐに剥れてしまって使い物にならないのが現状です。むしろ足自体を強くする事を考えてみた方が有効なようです。

(1)マメ対策クリーム

ウォーキングを始めた最初の頃はいつもできるマメに悩まされてきました。そのうちに靴や足が長距離ウォーキングに慣れてきたのでかなりマメの発生からは開放されるようになりましたが、週末まとめて30キロ以上歩くと依然としてマメは出来てしまっていました。そのうちに知り合いの薦めでこのディクトンスポーツという奇跡のクリームに出会ったのです。断っておきますが私はこのメーカーの関係者ではありません。純粋にマメで悩んでいる方に是非使ってもらいたいと思っています。塗りこむテーピングだと思って下さい。メーカのサイトはここです。

  ディクトンスポーツの小瓶 1600円

関東近郊のウォーキング大会の会場ではよく見かけますが、マットをひいて椅子を並べて一生懸命に宣伝しています。お試しは無料ですので機会があればぜひお試し下さい。私は本業がエンジニアですのでなぜこのディクトンスポーツがマメ対策に効果的かをいろいろ考えてみました。まずマメとは本来一体になっているはずの皮膚の表面の表皮(うす皮)とその下にある真皮の部分が物理的な刺激により剥れてしまいその隙間に血液とリンパ液がたまった状態です。要は表皮と真皮が剥れないようにすればマメはできないのです。

まず有効なのがアロエベラエキスです。この成分は保湿作用と消炎作用があり皮膚をしなやかに保つ事でマメをできにくくします。また酢酸トコフェロールはビタミンEそのものであり細胞膜の安定化に効果があり血行をよくする働きもあります。アラントインは恐らくこの薬の主成分とも言える成分で、皮膚の収斂作用、消炎作用、細胞の活性化に効果があります。また細胞の増殖作用を高め皮膚組織の形成を助けるのでヤケドの手当てに用いる医薬品としても利用されています。ディクトンスポーツに含まれている各成分に関する検索はここをご覧下さい。

ディクトンスポーツには上記の有効な成分がいっぱい入っていますが問題なのはこれらの成分を皮膚の内部である真皮にどうやって届けるかが問題になります。皮膚表面の表皮は一種のバリア効果がありこうした成分を外から塗ってもなかなか真皮にまでは到達しないのですが、ディクトンスポーツはこれらの有効成分を非常に小さい粒子にして表皮細胞同士の隙間から体内に浸透させるようにしています。

つまりこのクリームはただ塗っただけでは効果は薄く、よーく擦り込んで成分を真皮まで届けなければ意味がないという事なのです。従って使用にあたっては3分ほどよーくこすり続けてサラッっとした感じになるまで根気よく擦り込まなければなりません。また各成分は細胞を活性化する成分ですので作用する時間が長ければ、それだけ効果的です。できれば前日の晩に擦り込んでおいて寝ている間に細胞を活性化させておいて、歩く日の朝にもう一度擦り込むという「2度塗り」が効果的です。

また夢男さんから「ディクトンはケチるな!」という貴重な情報が寄せられました。以前に夢男さんはディクトンをけちってマメができそうな部分だけに塗った事があるそうです。結果的には塗っていなかった部分に水分が移動してしまい、塗った部分との境目にマメができて苦労したそうです。まるでテーピングした際にテープの境目にマメができてしまう事例と似ていますね。やはりディクトンはたっぷりと足全体に塗ることが大切なようです。

小さな瓶で両足に塗っても20回から30回は使えますので一回あたりの費用は50円から80円程度と経済的です。

注意して頂きたいのはこのディクトンスポーツはあくまでも補助だという事です。このクリームの働きは少しでもマメの発生を遅らせるとういう事だけですので、靴が合わなければどんなにディクトンスポーツを塗っても必ずマメはできます。まずは正しく靴を合わせた上でディクトンの効果を実験してみると、かなりの効果を確認できますよ。

目次へ <<前へ >>次へ

WalkingおやじんのTopへ