Walkingはだれにでもできる

2002年頃の私は若い頃からの不摂生が災いして44歳にして体がボロボロの状態でした。高血圧、糖尿病、脂肪肝、高脂血症、肩こり、痛風などの生活習慣病のデパートのような体でした。体のつらさに耐え切れなくなってこの状況をなんとか打開する事を決心したのです。

要は体重を減らして体脂肪率を下げれば殆どの問題は一気に解決するはずです。そのために選んだ方法はウォーキングでした。そんなに一生懸命やったつもりはありませんが、なんと1年間で94キロから82キロへ12キロの減量に成功しました。この方法を選んだ理由は様々ですが、順番に説明すると

(1)好きな時間に運動できる

スポーツジムやプールは減量効果は高いのですが、いざ行くとなると気合を入れて減量のためだけに時間を確保する必要があります。毎日の残業や飲み会や出張の多い管理職にはこの時間を確保する事がとても難しいのです。その点ウォーキングであれば朝の出勤時や昼間の外回りや夜の接待の帰りなどに自由に歩けば良いので多忙なサラリーマンにはぴったりです。仕事と共存させるウォーキングを私は「通勤ウォーキング」と呼んでいます。

(2)お金がかからない

他のスポーツは道具や場所を利用するのにある程度の出費が必要です。特にサラリーマンのスポーツとして最も愛好者の多いゴルフは私も一時期は夢中でしたが、考えてみるととても出費がかさむスポーツです。ボーナスカットで家計の苦しいサラリーマンにとって、このコストは極めて重大な問題なのです。その点ウォーキングは歩きやすい靴さえあれば他に殆どコストはかかりませんし、逆に電車代やタクシー代を節約できるメリットもあります。

(3)テクニックがいらない

テニスやゴルフなどの他のスポーツは満足に楽しむためにはある程度のテクニックが必要になります。その点ウォーキングはなんの練習もいりません。(実際には歩き方をちょっと練習するとすごく楽に歩けますが)どんなに運動オンチの人でも今からでも全く練習なしで始める事ができます。

(4)仲間が増える

毎週必ず日本のどこかでウォーキングイベントが開催されています。週末に家でごろごろしているのなら思い切ってこうしたイベントに参加してみると驚きます。多くのイベントは大自然の中を気持ちよく歩けるように主催者が相当な準備をして開催されていますので自然に楽しく歩けます。また歩く仲間の方々は基本的には仲間との交流を大切にしますので、きちんと挨拶さえできればどんどん歩く仲間が増えていきます。

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